藤浪晋太郎が8敗目 見事な火消しも回またぎの9回に決勝2ラン被弾 後半戦開幕戦で悔しい黒星

[ 2023年7月15日 14:05 ]

ア・リーグ   アスレチックス4-5ツインズ ( 2023年7月14日    オークランド )

9回、ガロに勝ち越し2ランを浴びうなだれる藤浪(左、AP)
Photo By AP

 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地オークランドでのツインズ戦に同点の8回1死一、二塁から7番手で登板。イニングをまたいだ9回に決勝2ランを浴び、8敗目を喫した。

 アスレチックスは先発・ワルディチュクが4回途中3失点で降板すると、小刻みに継投。3-3の8回に6番手・モルが2安打で1死一、二塁とピンチを招き、藤浪に出番が訪れた。コレアにファウルで粘られ10球を要したが、最後は99・4マイル(約160キロ)の直球でニゴロ併殺に仕留め無失点で切り抜けた。

 イニングをまたいだ9回は先頭・ソラノに左越え二塁打を浴びると、バクストンへの2球目、捕手・ランゲリアーズのミットがバットに当たったとして打撃妨害となったが、チャレンジにより判定が覆り1ボール1ストライクから再開し、バクストンを空振り三振に仕留めた。ところが、直後に次打者のガロに勝ち越し2ランを被弾。痛すぎる一発を浴び、1回2/3を2安打2失点で7試合ぶりに失点した。

 3-5となった9回裏、打線はブルデーの適時打で1点差に迫ったもののあと一歩及ばずアスレチックスは敗戦。藤浪は6月24日のブルージェイズ戦以来、登板7試合ぶりの黒星となる8敗目を喫した。

 藤浪は前半戦最後の登板となった前回9日(同10日)のレッドソックス戦で3-4の8回1死二塁のピンチに登板。2/3回を無安打無失点に封じ6試合連続無失点で折り返した。先発だった序盤こそ安定感を欠いたが、リリーフに配置転換後は徐々に本来の実力を発揮。31試合の登板で5勝7敗2ホールド、防御率9・00でメジャー移籍初年度の前半戦を終えた。

 ただ、後半戦初戦は悔しい黒星を喫し、防御率は9・06となった。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月15日のニュース