阪神・前川“バウアー・キラー”健在　8回に右中間二塁打「何とか出たい、という気持ち」

セ・リーグ   阪神５―４DeNA （ 2023年7月12日    甲子園 ）

＜神・D＞8回、二塁打を放ち、ベンチに向かってポーズを決める前川（撮影・北條　貴史）
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　キラー健在だ。阪神・前川が8回1死から、バウアーの113球目のチェンジアップを右中間二塁打。サイ・ヤング賞右腕を20歳のバットがマウンドから引きずり下ろした。

　「1打席目はめっちゃ詰まらされた。あの場面はいい流れで来たので、何とか出たい、という気持ちで打てた」

　前回対戦の6月25日には5回に右前適時打を放っており、「マエガワ」の名前を印象づけていた。これで通算の対戦成績は5打数2安打。スイングも気持ちも攻めに徹した打席が結果につながっている。

　1番森下との初の同時スタメンでチームの勝利に貢献。「始動もちょっと早めにした効果が出たと思う。この勝ちは大きいです」と笑顔。球宴まで残り4試合。右京も打ち続ける。（鈴木　光）