藤蔭が初戦敗退 プロ注目の最速152キロ右腕・松石は左脇腹痛め9球で降板「情けなさ過ぎて涙も出ない」

[ 2023年7月13日 20:58 ]

第105回全国高校野球選手権大分大会2回戦   鶴崎工10―5藤蔭 ( 2023年7月13日    別大興産スタジアム )

<藤蔭・鶴崎工>左脇腹を痛めて降板する藤蔭の松石
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 昨夏の8強でV候補の一角に挙げられていた藤蔭が鶴崎工に5―10で逆転負けで初戦敗退を喫した。

 プロ注目の最速152キロ右腕の松石信八(しんや)投手(3年)はオリックスなど5球団のスカウトがネット裏で見つめる中で先発し、初回にはこの日の最速となる146キロをマークした。アクシデントの発端は2回の打席だ。左翼線に弾む二塁打を放ったが、「バッティングをしたときに左脇腹をつってしまった」と振り返る。

 2回で2球ボールを投げた直後にベンチに不調を訴えて降板。この日投じた球数は9球だった。「このままでは自分のせいで負けてしまうと思った。腹筋に力が入らず初めての箇所でどうすることもできなかった」と肩を落とした。2番手以降の投手が制球を乱すなど踏ん張れずに逆転負け。「キャプテンとして、エースとして情けなさ過ぎて涙も出ない。チームに申し訳ない」と声を落とした。

 将来の目標はプロ野球選手になることだが、今後の進路については「まだ考えられないですね」と話した。

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