栗山英樹氏 大谷翔平の日本ハム入団「うれしかったけど、怖かった」5年後に米移籍の心境「もう二度と…」

[ 2023年7月13日 22:58 ]

栗山英樹氏
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 侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)が13日、ABEMA SPECIALチャンネルで放送された「石橋貴明 お礼参りTHEWORLD4週ぶち抜きSP #4」(木曜後10・00~)に出演。同学年のお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(61)と神宮球場で対談した。

 2012年に日本ハム監督に就任した栗山氏は見事1年目でリーグ優勝を飾った。さらにその年のドラフト会議で大谷翔平(現エンゼルス)をドラフト1位で獲得した。当時、大谷はプロ野球入りせずにメジャーリーグに挑戦することを明言しており、石橋は「ちゃんと日本ハムで育てて行った方がいいという自信があった?」と指名した経緯を聞いた。

 栗山氏は「僕、『熱闘甲子園』やってた時期があって、翔平と結構接点があった。で、話してて“メジャーリーグで活躍したい”って彼は言ってた。だったら日本で何年かやって、メジャー契約でアメリカ行った方が絶対近道。それは絶対的に信念が僕はあった。絶対彼ならわかってくれるっていうのはあった」と振り返った。

 また、石橋から「どこで“これはいけそうだ”って突破口…」と聞かれると、「最後までフィフティー・フィフティーだった。どっちに転ぶ可能性があった」と入団拒否の可能性も50%あったとした。

 指名後に入団の連絡をもらった時には「うれしかったけど、怖かった」という。「怖い」と思った理由については「本当に二刀流をやって、世界に羽ばたかせる責任があった。あの時は一瞬だけだったですね、うれしかったの。その後すごく怖くなる」と二刀流を成功させなければいけない重圧がのしかかったという。

 大谷は二刀流として見事成功し、2017年オフにポスティングシステムでエンゼルスに移籍。その当時の心境については「もう二度と大谷翔平と野球やらない」と思ったという。「あの素材を預かるって…野球界の宝以上の宝ってわかるじゃないですか。ケガさせたら僕が命とられても済まない。もう本当に“ありがとうございました”という感じでした」と明かした。

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