「15―14」天理がヒヤヒヤ初戦突破 8回に弟が適時打→兄が逆転V満弾「赤埴ブラザーズ」躍動

[ 2023年7月10日 20:59 ]

全国高校野球選手権奈良大会2回戦   天理15―14奈良大付( ( 2023年7月10日    佐藤薬品スタジアム )

<天理・奈良大付>8回に逆転満塁弾を放つ赤埴克樹(撮影・河合 洋介)
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  夏連覇を目指す天理が乱打戦を制し、奈良大付を15―14で下した。

 4回表終了時点で4点リードしながら、逆転を許して迎えた7―10の8回。1点を返し、なおも無死二塁で赤埴(あかはに)幸輝(1年)が中前適時打を放つと、なおも1死満塁で赤埴克樹(3年)が左翼席へ決勝の逆転満塁弾放った。

 「ベンチでも“焦らずにいこう”と伝え続けていました。打った瞬間に(柵を)超えたと思いました」

 2人は2学年差の兄弟。父・智博さんも天理出身で、1988年の選抜に出場している。その影響もあり、兄弟そろって天理で甲子園に出場するのが目標。兄・克樹が「どの後輩よりも厳しく接しているが、1年生ながらよくやっていると思う。あのチャンスで一本打てる打者になったのだな…と思った」と称えれば、弟・幸輝は「野球に取り組む姿勢から私生活まで全てにおいて尊敬しています」と続いた。

 奈良大付は15年春の選抜に出場した強豪で、今回は1回戦屈指の好カードだった。激戦を制し、2年連続の甲子園出場へ弾みをつけた。

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