国士館、3投手リレーで“完全試合”発進 5回コールドで次戦は日大三戦 

[ 2023年7月10日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権西東京大会2回戦   国士館17―0都五商 ( 2023年7月9日    小野路GION )

<国士舘・五商>足を高く上げ力投する国士館の2番手・芝(撮影・木村 揚輔) 
Photo By スポニチ

 まさに圧倒だった。国士舘は3投手による“完全試合”で17―0の5回コールド。先発して5三振を奪うなど2回を投げた早川恵陽(2年)は「自分は2年で3年生はこの夏が最後。どう気持ちよく2回戦につなげていけるか、内容をしっかりして良い流れになるように考えて投げました」と大きく胸を張った。

 2番手は3月のWBCでも侍ジャパンの先発の一角を担ったロッテの佐々木朗と投球フォームが似ている芝健太郎(3年)。任された2回を無難に投げ切り「先発が良いピッチングをしてくれたので、ヒットを打たれても“しっかり抑えるぞ”という気持ちだった」と言った。エースナンバーの1を背負う新里塁(3年)が3番手で最後の5回を締め、3投手で打者15人を完全に抑えて「2人がテンポよく投げてくれた」と感謝した。

 5人のコロナ感染者が出て万全の状態ではなかったが初戦を突破し、次戦の相手は難敵の日大三。新里は「次の試合に向けて良い流れ。日大三への調整にもなりました」と言葉に力を込めた。(高橋 佳寿)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月10日のニュース