巨人・菅野7回零封で今季2勝目 東京ドームでは今季初勝利 ドラ1浅野のミスには笑顔で頭ポカリ

[ 2023年7月8日 20:56 ]

セ・リーグ   巨人6―0DeNA ( 2023年7月8日    東京D )

<巨・D>6回を終えた菅野 (撮影・西川祐介)
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 巨人の菅野智之投手(33)がDeNA戦(東京D)で今季4度目の先発登板。7回を無四球で6安打零封し、本拠・東京ドームでの今季初勝利となる2勝目(2敗)をマークした。

 菅野は今季初のDeNA戦登板だが、同カードは昨年まで通算22勝9敗と大きく勝ち越しており、特に東京ドームでは10勝1敗で2016年7月9日から9連勝中。その相性通り、初回を3者凡退で順調に立ち上がった。

 2回先頭の牧に右前打されたものの、後続をピシャリと抑えて牧を一塁にくぎ付け。するとその裏、味方打線は大城卓、中田翔の連打と吉川の死球で無死満塁とし、門脇の二ゴロで先制に成功した。菅野はこの1死一、三塁で初球送りバント失敗のあと、2球目はスクイズ失敗、3球目も送りバント失敗で三振。2死一、三塁からブリンソンの三ゴロが宮崎の一塁悪送球となる間に2点目をもぎ取った。

 3回には吉川の適時打で2点を加えて4点リード。直後の4回には佐野に右翼線二塁打されたあとで宮崎にも右前打されて2死一、三塁とピンチを迎えたが、楠本を中飛に仕留めて得点を許さなかった。

 5回、6回と先頭を安打で塁に出したが、いずれも次打者を併殺打に打ち取った菅野。6―0で迎えた7回にはドラフト1位の浅野が1軍初の守備機会で足を滑らせて転倒、宮崎の右中間への打球を二塁打としたが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。ベンチに戻るとすぐさま浅野の謝罪を受けたが、笑顔で頭をポカリとする余裕を見せ、この回限りで降板となった。

 開幕直前に右肘の張りを訴えて出遅れたが、今季初登板初先発となった6月11日のソフトバンク戦(ペイペイD)で5回4安打2失点と踏ん張り、今季初勝利となるプロ通算118勝目。だが、6月18日の楽天戦(東京D)、前回登板した7月1日の阪神戦(東京D)とともに好投しながら打線の援護に恵まれず連敗を喫していた。

 菅野の投球内容は7回で打者25人に対して104球を投げ、6安打無失点。6三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。

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