楽天ドラ1荘司康誠が初勝利 6回無失点でオリックス撃破 「熱い夏にしましょう!」

[ 2023年7月5日 21:43 ]

パ・リーグ   楽天6-1オリックス ( 2023年7月5日    楽天モバイル )

<楽・オ>プロ初勝利を挙げ石井監督(右)と記念撮影する荘司(撮影・光山 貴大)
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 22年ドラフト1位の荘司康誠投手(22=立大)が9度目の先発で、ついにプロ初勝利を手にした。

 初回、中川、宗をいきなり連続三振。2回から5回は毎回、ヒットを打たれたが、要所で抑えて失点は許さず。6回は杉本、ゴンザレスを連続で空振り三振に切って取り、マウンドで声も上げた。6回を投げ切って被安打5の無失点。雨も降る中、自己最多となる117球の熱投で記念のウイニングボールを受け取った。

 お立ち台に立った荘司は開口一番、「ありがとうございます!本当にお待たせしました。勝てない期間もずっと応援していただきました」とファンに感謝した。「勝てないところはもう終わらせようと思って準備してきた。やるしかないと思っていた。ランナーをためても粘ってゼロで抑えられたのが勝ちにつながった」と分析した。

 手にはウイニングボール。「ずっと新潟から応援に来てくれていた両親に渡したい。感謝を伝え、もっとウイニングボールを渡せるように頑張りたい」。そして最後にファンに「熱い夏にしましょう!」と呼びかけた。

 打線はオリックス先発の宮城を早々と攻め立て、2回にフランコ、辰己の連続二塁打に小深田の右前適時打も絡めて3点を先制。6回にはフランコ、辰己、太田、小深田の4者連続安打で2点を追加して試合を優位に進めた。

 荘司からは宋家豪、内とつなぎ、最後は酒居が締め、オリックス打線を1点に抑えて快勝。期待のドラ1にようやく白星をつけ、前夜、三木谷浩史オーナーも観戦した東京ドームで敗戦を喫したショックを振り払った。

 ▼石井監督 荘司は良かった。強いボールを投げつつ安定したピッチングをしてくれた。ここからが(荘司の)スタート。彼の野球人生が幸せになるようなピッチングをしてほしい。

 ▼フランコ(2回に先制適時二塁打)チームのため、何より荘司のためと思って打った。荘司は初回から最後までいいピッチングだった。今日は荘司の日だった。

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