プロ注目の明瀬を擁する鹿児島城西は延長10回タイブレークの末にサヨナラ発進

[ 2023年7月5日 14:15 ]

高校野球鹿児島大会1回戦   鹿児島城西4―3加治木工 ( 2023年7月5日    鴨池市民 )

<鹿児島城西・加治木工>4打数1安打だった鹿児島城西の明瀬
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 夏初出場を目指す鹿児島城西が延長10回タイブレークの末に加治木工に4―3で勝利した。

 高校通算49発の大砲で阪神が今秋のドラフト上位候補にリストアップしている明瀬諒介内野手(3年)は「3番・一塁」で先発出場。巨人とヤクルトのスカウトが見守る中、6回の3打席目に変化球を引きつけて中前に安打を放つなど4打数1安打1四球だった。チームは延長10回にサヨナラ勝ち。

 「夏に甲子園目指してやってきたので。初戦では負けられないなという思いがありました」とほっとした表情を浮かべた。

 今春の九州大会では152キロをマークした投手としては8回に3番手で登板。3四死球を与えるなど制球が不安定だったが3回無失点で粘った。「全然ボールが走っていなかったです」と反省しきりだった。

 今大会は雨天続きで当初より鹿児島城西にとっては3日遅い開幕になった。西武、南海、ダイエー、阪神で通算1599安打を放った佐々木誠監督は「3日も4日も緊張感が続かなかったと思うし、その中でも勝ち切れたこと」を評価。明瀬については「フライアウトが多かったですね(凡退した3打席はすべて)。アウトコースの変化球を当ててしまっていた。きょうはホームランを打ちたくて体が開いていた」と語った。

 ◇明瀬 諒介(みょうせ・りょうすけ)2005年(平17)8月25日生まれ、大阪府出身の17歳。小4で野球を始める。中学は大阪狭山リトルシニアでプレー。鹿児島城西では1年夏からベンチ入りし、1年秋からレギュラー。目標の選手はオリックスの森。50メートルは6秒7。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。 

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