広島・新井監督「楽しみ」&龍馬「何とかなると思う」 天敵の阪神・大竹攻略に自信見せるワケ

[ 2023年7月4日 05:03 ]

広島・西川龍馬外野手
Photo By スポニチ

 広島・新井貴浩監督(46)が天敵攻略へ自信をのぞかせた。きょう4日から3・5ゲーム差で追う首位・阪神と本拠地で3連戦。特に5日は過去3試合計20回2/3でわずか1得点と苦手にする左腕・大竹との再戦を予定し、前回対戦時からのチーム力の成長を強調した。オールスター前は最後の直接対決だけに4番に座る西川龍馬外野手(28)も奮起を誓った。

 もう同じ轍(てつ)は踏まない――。新井監督は天敵攻略へ自信を言葉にした。

 「いい投手なのは分かっている。3試合で1点しか点が取れていないのも分かっている。それを踏まえた上でミーティングもしている。うちのチーム力も交流戦前と比べて、今は上がっているので楽しみ」

 5日は今季3度の対戦で計20回2/3を1得点にとどまる大竹との再戦が待つ。これまで140キロ台中盤の直球を軸に、110キロ台のチェンジアップでタイミングをずらされ、四隅を突く制球力にも苦しめられてきた。前回対戦した5月20日は7回まで6安打を放ちながら三塁すら踏めず、足を絡めた攻撃もかみ合わなかった。3度の得点圏でも決定打が出ず、得点することができなかった。

 やられてばかりではいられない。4度目の対戦となる今回も入念に対策を講じ、雪辱へ準備した。打線では6月13日の楽天戦から4番に座る西川が大竹に対して今季9打数3安打(打率・333)と苦にしていない。だからこそ、自信もみなぎっている。

 「要所で抑えられている。そこで最後の一本が出れば変わってくる。得点圏で僕が打っていれば勝てる試合もある。(大竹とは)もう何度も対戦しているので、こっちもある程度分かっている。何とかなると思う」

 西川は得点圏での働きをポイントに挙げた。得点圏打率・286と、決して低くないが、中軸は好機で打席が回ってくることが多いだけに、勝負どころの働きにこだわる。6月は打率・371と好調で、リーグ2位の同・320まで上げた。きょう4日の第1戦で対戦する西勇には通算15勝(7敗)を献上していても「僕は嫌なイメージはない」と意に介さない。

 6日の第3戦では防御率リーグトップの村上と今季初対戦を予定。難敵との顔合わせが続き、打倒すれば、首位・阪神との3・5ゲーム差は縮まる。追う立場として大事な3連戦。チーム一丸で、虎狩りに出る。 (長谷川 凡記)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月4日のニュース