ロッテ・田村 「地の利」生かせず大敗 5回1死一塁、セーフティーバント→一塁へ悪送球誘うも挟殺

[ 2023年7月3日 05:20 ]

パ・リーグ   ロッテ4-11楽天 ( 2023年7月2日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>5回1死一塁、田村は意表をつくセーフティーバント(撮影・長久保 豊)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】ロッテは走塁ミスで流れを失った。1―2の5回1死一塁、田村が三塁前にセーフティーバントを決め、一塁への悪送球も誘った。一気に二塁を狙ったが、ベースを回った時には二塁手の小深田がカバーに入ってクッションボールを処理していた。積極性が裏目に出て暴走となり一、二塁間で挟殺。2死三塁とチャンスはしぼみ同点機を逸した。

 結果的には今季ワーストとなる被安打18、11失点で大敗。吉井監督は「自分たちの球場なので悪送球になったら、どんなふうにはね返ってくるかは知っておいてほしかった」と指摘した。ZOZOマリン一塁側席は19年3月完成の特設シートがせり出し、三塁前方からの一塁送球がそれると正面に強くはね返ってくる。ファウルゾーンの形状など頭に叩き込み瞬時に判断できなければ、せっかくの地の利は生かせない。独特の強風が舞う本拠ではこれで21勝10敗2分けと圧倒的に有利ではある。その地の利を最大限生かさなければ、上位進出は近づかない。(大内 辰祐)

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