オリ・宮城が8回無失点!ロッテ・朗希と3度目対決、初めて“投げ勝った” 最遅88キロで幻惑

[ 2023年6月27日 20:28 ]

パ・リーグ   オリックス―ロッテ ( 2023年6月27日    京セラD )

<オ・ロ>6回2死満塁、ポランコを三飛に仕留めて渾身のガッツポーズを決める宮城(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの宮城大弥投手(21)が27日のロッテ戦(京セラドーム)に先発。侍ジャパンの同僚で同期のロッテ・佐々木朗希投手(21)との3度目の先発対決で、8回無失点と好投した。

 初回先頭の友杉に左前打を許したが、ここから隙を見せなかった。得点を許さずに乗り切ると、2回は3者連続三振。3~5回も3者凡退に封じた。1―0の6回にピンチを背負ったが、無失点で切り抜けるとガッツポーズを見せた。

 「感覚はいいし、体もいつも通り元気。何とか仕事ができるようにやりたい。週の頭でしっかり勝てるように、いい流れをつくれるようにしたい」と話していた左腕。ロッテ戦は通算10試合先発で4勝2敗。目下3連勝中で、今季も2試合先発1勝0敗、防御率1・23だが、このカードの過去2敗は、いずれも佐々木朗と投げ合った試合だった。特に前回の昨年4月10日、ZOZOマリンでの対戦では宮城が5回2/3を8安打6失点と打ち込まれ、打線は佐々木朗に完全試合を食らっていた。

 今春WBCの侍ジャパンでチームメートだった右腕とは「たまに連絡を取って、ご飯に行ったりする仲のいい友達」だが、当然リベンジへの思いは強い。「1度、完全試合を食らっている。あれ以上はないので、何とか食らいついていけたら。負けないように頑張りたい。粘り強く、いい投球ができれば」と闘志を燃やしていた。

 この日は佐々木朗が7回1失点。宮城は8回無失点とし、リーグトップ7勝目の権利を持ってマウンドを平野佳に託した。3度目の同学年対決で初めて投げ勝った形だ。佐々木朗の最速164キロの速球に対し、宮城は最遅88キロのスローカーブなどでロッテ打線を幻惑した。だが、平野佳が9回に失点し、7勝目は消えた。

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