松坂大輔氏が選んだ横浜高OBの歴代ベスト投手 先発には伝説の投手、中継ぎには憧れの先輩を指名

[ 2023年6月27日 17:00 ]

松坂大輔氏
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 西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏(42)が26日に自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。横浜高出身選手でベストナインを選ぶ企画で、先発投手5人、中継ぎ投手2人、抑え投手1人の計8投手を選出した。

 松坂氏も1998年の甲子園で春夏連覇を達成するなど、春夏通算5度の優勝を誇る横浜高校。当初は先発3人、中継ぎ、抑え各1人の枠だったが、横浜高OBにはレジェンド投手が多く、枠を拡大しての選出となった。

 最初に選出したのは抑え投手。「横山さんですね」と、横浜(現DeNA)、日本ハムで活躍した横山道哉投手を選出した。日本ハムにトレード移籍1年目となった04年には28セーブを挙げ、最優秀救援投手賞を獲得した右腕を挙げた。

 そして話題は先発投手に。「自分を入れるのはどうかなって思うんですよね」と語った松坂氏。各年代のエースは、プロ野球選手としても多数活躍している。最終的には「獲っているいるタイトル、主要タイトルですね」と基準を示した上で「僕と(中日の)涌井(秀章)投手を入れたいと思います」とした。そして、続いて「成績でも断トツなんですよ。中身もすごい。大大大先輩にあたる、若林(忠志)さん」とした。若林忠志氏は通算237勝を挙げ、防御率1.99をマーク。7色の変化球を投げ、野球殿堂入りしている。若林氏が阪神で背番号18をつけてエースとして活躍したことで「エースナンバーは18」と言われるようになるなど、7色の変化球を駆使した伝説の投手と言われる。

 残り2枠については、ロッテ時代の2007年に16勝1敗、防御率1.81で最高勝率と最優秀防御率となった成瀬善久投手を指名。最後の1人は「結構、横浜高校のピッチャーというと、フィールディングの上手さっていうのが一つ重要なんですよね。そういう意味では、そこに柳投手も入ってくるのかなと思うので。5人目は柳投手で」と中日の柳裕也投手を選んだ。柳は21年に最多奪三振、最優秀防御率のタイトルを獲得している。

 「僕の中では(広島などで活躍した)高橋建さんも先発の候補といいますか。考えてはいたんですけど」とした上で、左の中継ぎに高橋建投手を指名。さらに右の中継ぎとしては、松坂氏の2学年上のエースだった松井光介さんを選んだ。「先発に中継ぎにフル回転していたイメージ。僕の2歳上で、ずっと憧れの先輩。すごく気迫のこもった、気持ちの強い先輩でした」と理由を説明した。

 選出を終えた松坂氏は「数年後には今戦っている若い選手たちが入ってくるんではないかと期待しています」と話し「こんなにしんどいものだとは予想してなかった。できればクレームは受け付けたくないのですが、何か言いたいことがあれば、ぜひグラウンド行ったときに直接言ってもらえたら」と苦笑いを浮かべながら締めくくっていた。

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