阪神・前川、中日・高橋宏撃ち再現へ闘志!高校時代に甲子園で対戦し安打「好投手。しっかり準備して」

[ 2023年6月27日 05:15 ]

2020年交流試合 中京大中京x智弁学園 8回に高橋宏から右前打を放った前川
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 プロでも聖地で“高橋宏撃ち”だ。阪神・前川が27日から始まる中日3連戦の2戦目に先発予定の中日・高橋宏との対戦に、闘志を燃やした。「本当に、好投手。しっかり準備して一打席一打席、大切にしていきたい」

 28日まで2試合の相手先発は柳、高橋宏と右腕が続き、前川のスタメンが決定的。その2戦目は、3年前に対戦した1学年上の右腕との対戦となる。

 コロナ下のため甲子園大会が中止となり、その代替として甲子園交流試合が開催された20年夏。当時2年生で智弁学園(奈良)の4番を担った前川の前に立ちはだかったのが、中京大中京(愛知)・高橋宏だった。結果は3打数1安打と互角に見える。だが持ち前のフルスイングは一度もさせてもらえず、力不足も痛感した。

 だから今回こそ正真正銘の“高橋宏撃ち”を狙う。18日ソフトバンク戦ではスチュワートの160キロ直球を力強くはじき返し、25日DeNA戦ではバウアーのチェンジアップを巧みに捉えた。「剛」「柔」いずれにも対応できるようになった今なら、交流戦防御率0・00と無双を誇った右腕とも、真っ向勝負を楽しめる。

 3番での先発出場時は4試合で打率・438(16打数7安打)、1打点。自覚も十分で「やることをしっかりして、チームのワンピースとしてしっかりやっていけたら」と意気込む。聖地での対決で成長を見せつける。(石崎 祥平)

 ▽智弁学園・前川VS中京大中京・高橋宏(2020年8月12日・甲子園交流試合)智弁学園の4番・前川(2年)と中京大中京のエース・高橋宏(3年)は4打席で対戦。第1打席は132キロスライダーで中飛、第2打席は138キロカットボールで死球、第3打席は130キロフォークで空振り三振、第4打席はカットボールを右前打の3打数1安打1死球に終わった。試合は中京大中京が延長10回サヨナラ勝ちを収めた。

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