名城大・岩井、最速153キロ計測で代表入り 回転数は驚異の2700回転以上

[ 2023年6月19日 19:47 ]

<侍ジャパン大学代表候補合宿>紅白戦で力投する名城大・岩井(撮影・木村 揚輔) 
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 7月8日から米国で開催される日米大学野球選手権に出場する26人の侍ジャパン大学代表選手が19日、決まり、名城大の最速154キロ右腕・岩井俊介(4年=京都翔英)が選出された。

 威力ある直球を思い切り投げ込んだ。

 この日の午前中に行われた紅白戦では3番手として5回から登板。今秋ドラフト1位候補の東洋大の左腕・細野晴希(4年=東亜学園)と同じ、最速153キロを何度も計測。2回2安打無失点、3奪三振と好投し、登板後は「レベルの高い選手の中で真っすぐで勝負できたのは良かった」と語っていた。

 直球の回転数はプロでもトップレベルと言われる驚異の2780回転を誇る逸材。この直球とフォークを軸とした組み立てが中心だが、「相手打者を見てきょうはスライダーの方が多かったです」と苦笑いを見せていた岩井。だがアメリカ相手には「フォークで勝負したい」と力強く宣言しており、強力打線相手に空振りを量産するイメージはできているに違いない。

 大久保哲也監督も代表選手の選出ポイントについて「投手に関しては制球力と縦の変化をポイントに」と語っており、岩井への期待も大きいはずだ。
(村井 樹)

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