仙台大・辻本、会心のソロで代表入り決めた 明大・宗山、早大・熊田ら遊撃は激戦

[ 2023年6月19日 16:39 ]

<侍ジャパン大学代表候補合宿>紅白戦の3回、2ランを放つ仙台大・辻本(撮影・木村 揚輔) 
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 7月8日から米国で開催される日米大学野球選手権に出場する26人の侍ジャパン大学代表選手が19日、決まった。すでに来秋のドラフトの目玉として注目されている明大の宗山塁(3年=広陵)や今秋ドラフト候補の熊田任洋(4年=東邦)らとともに、混戦の遊撃で仙台大の辻本倫太郎(4年=北海)も代表入りを勝ち取った。

 まさに一振りで代表入りをつかんだ。

 午前中に行われた合宿最後の紅白戦。3回1死で立った第1打席でカットボールを完璧に捕らえると、左翼スタンドへ消える本塁打に。手応え十分の一発を「昨年に比べてバッティングがパワーアップできたので、そういうところを見せられた」と喜んでいた。

 出場選手の発表は選手が解散した後に行われ、「(本塁打は)アピールなったと思います」と笑顔で合宿を後にしていた辻本。会見では大久保哲也監督も「リーグ戦でも選手権でもホームランを打ち、体は小さいが長打力もある」と辻本への期待を語っていた。

 チームは29日から再び平塚市で合宿を行い7月4日に米国へ向けて出発する。辻本は「ほかのポジションもこなせるのが自分の持ち味でもあるので、ジャパンに選ばれればそういうところを見せて行ければ」と意気込みを語っていた。
(村井 樹)

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