松井秀喜氏感嘆、大谷は「何をしても誰も驚かない存在」 投打でタイトル争いに「とんでもないこと」

[ 2023年6月19日 02:30 ]

野球教室で子どもたちと記念写真に納まる松井秀喜さん(中央)
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 巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打した松井秀喜氏(49=ヤンキースGM特別アドバイザー)が17日(日本時間18日)、ニューヨーク郊外で恒例の野球教室を行い、メジャー通算150号本塁打を達成したエンゼルス・大谷を称賛した。

 「大谷選手が何をしても誰も驚かなくなった。そこがもう彼の存在ですよね。何をしても誰も驚かないっていうのがね。ある意味かわいそうですけどね」

 自身はメジャー8年目でエンゼルスに在籍していた10年に、通算988試合目で到達。両者を比較すれば、大谷の637試合での達成が、いかにハイペースだったかを物語る。さらに投手部門でもタイトル争いしている状況に触れ「やっていることは想像もつかないくらい、とんでもないこと。自分たちがやっていた野球の時代にはあり得ない話」と感嘆の声をもらした。

 25回目の野球教室では10~12歳の約30人の少年少女を熱心に指導。最後は打撃デモンストレーションで豪快な右越えの一発を披露し、会場を沸かせた。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

 ≪侍指揮官候補浮上に「ないと思いますよ」≫松井氏は、侍ジャパンの次期監督候補として名前が挙がっていることを伝えられると「知らないですよ」と驚いた様子だった。

 今後、打診があった場合についても「仮定の話はできない。ですし、ないと思います、個人的にはね」と笑いながら否定。

 続けて、「(指導者を務める気持ちが)湧き上がっていたら、湧き上がっているなりの行動をしているでしょう」と就任の可能性を否定した。

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