オリ舜平大がハーラートップタイ6勝目 初打席初安打も 交流戦Vの可能性も残す

[ 2023年6月17日 17:33 ]

交流戦   オリックス8―5ヤクルト ( 2023年6月17日    神宮 )

<ヤ・オ>2回、長岡を二ゴロに抑え手を叩く山下(撮影・西尾 大助)
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 オリックスの山下舜平大投手(20)が17日のヤクルト戦(神宮)に先発。5回を8安打3失点の粘投で6勝目を挙げた。敗れれば交流戦優勝の可能性が消滅する一戦。ヤクルト石川雅規投手(43)との23歳差先発対決にも勝利し、チームを3連勝に導いた。

 初回には155キロを記録するなど3者凡退と絶好の立ち上がり。2回には4番の村上と初対決を迎え、150キロ台の直球でファウルを2球打たせ、カウント2ボール2ストライクから155キロ直球で左飛に打ち取った。

 プロ初打席となった3回には、石川から左前打を放ち、この回一挙4得点につなげた。3回までに6点の援護。ここで気持ちにゆとりが生まれたのか、3回にヤクルト打線につかまった。1死一塁から山田に3球連続カーブを続けたが、3球目を左翼席へ2ランを打たれる。さらに2死一塁からサンタナに右翼へ二塁打されて3点目を失った。

 それでも4回以降は追加点を許さない。5回2死一、三塁では、サンタナを空振り三振に斬ってピンチを脱した。6回の打席で代打が送られて交代したが、5回、105球を投げ、リードを保ったまま救援陣へバトンを渡した。前回9日のDeNA戦では6回4失点(自責2)でプロ初黒星。四球が失点に絡んだが、この試合は無四球だった。

 打線が13安打で8得点を奪い、6回以降は細かい継投でヤクルトの反撃を断った。

 オリックスは10勝7敗で残り1試合。18日のヤクルト戦に勝利した上で、巨人が楽天に敗れれば11勝7敗で並ぶ。さらにDeNAが1敗以上しなければならない。オリックスと巨人だけが勝敗で並んだ場合は、オリックスは巨人に直接対決で負け越しており、優勝は巨人となる。勝って巨人と11勝7敗で並んだ上で、さらにもう1球団が11勝7敗で終え、交流戦のTQB(得点率-失点率)の争いに持ち込む必要があるが、まだ優勝の可能性は残っている。

 ▼山下 きょうは本当に先輩方が打ってくださって勝てたと思うので、本当に感謝しています。内容は、ホームランの場面だったり、苦しいピッチングが続いたんですけど、何とか3失点に抑えられた。(初安打は)打てて、打席の中でも球を見られた。良かったです。

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