オリ・山崎福「120点」49年ぶり先発投手&勝利打点 大好き神宮で投げては5勝目、打ってはマルチ

[ 2023年6月17日 05:01 ]

交流戦   オリックス4-1ヤクルト ( 2023年6月16日    神宮 )

<ヤ・オ>7回、安打を放ちガッツポーズの山崎福(撮影・尾崎 有希)
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 オリックス・山崎福が昨秋の日本シリーズに続いて神宮球場で投打二刀流の躍動を演じた。7回1失点で5勝目を挙げ、打撃でも決勝打を含む2安打。「最高です。(投打合わせて)120点ぐらい」と笑顔を見せた。

 マウンドでは「真っすぐも変化球も思い通りに投げられた」と6回無死満塁を二ゴロ併殺の最少失点で切り抜ける粘投。打席に立っても2回2死一、二塁では「理想の打撃ができた」と左腕ピーターズのスライダーを軽打で中前へ運び、先制点を叩き出した。

 交流戦3年連続安打は球団投手では初。複数安打は16年の松葉貴大以来だった。さらに先発勝利&勝利打点は74年の石田真以来49年ぶりの快挙で、連勝でのリーグ2位浮上も呼んだ。(中澤 智晴)

 ▽オリックス・山崎福の22年日本シリーズ 第2戦(神宮)に先発し4回無失点で、打撃でも3回1死三塁から先制の右前打を放った。2勝2敗1分けで迎えた第6戦(同)は先発で5回無失点に抑えて勝利投手。投打にわたる活躍が評価されシリーズの優秀選手に選ばれた。

 ○…石田真は足利工3年時の72年夏に甲子園出場し、同年ドラフト1位で阪急入り。2年目の74年6月25日南海戦でプロ初登板初先発し、6回3失点で初勝利を挙げたが、プロではその1勝のみ。80年限りで引退した。

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