阪神・高橋、左尺骨と左肩手術で今季絶望 昨季4月にTJ手術 再び試練も「必ずマウンドに」

[ 2023年6月17日 05:15 ]

阪神・高橋遥人

 阪神は16日、高橋遥人投手(27)が愛知県内の病院で「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」を終え退院したと発表した。全治未定ながら今季中の復帰は絶望的。球団を通じて復帰への強い思いを言葉に乗せた。

 「もう一度マウンドに立つチャンスをいただいたことに対して、球団の方々に本当に感謝しています。チームが戦っている中で戦力になることができず、ファンの皆さまの期待に応えることができずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。必ずマウンドに戻ってくることができるように、あと少しリハビリを頑張ります」

 昨年4月18日の左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)からのリハビリ中で、今季後半の復帰を目指していた。2月の春季キャンプでは本格的な投球練習を再開したが、4月の時点ではノースロー調整まで後退。今回は不調だった左肩とともに手首付近の「尺骨」にもメスを入れた。21年11月の左肘のクリーニング術から3年連続の手術。20年に5勝、21年は4勝で防御率1.65を残した一方、度重なる故障で1年間を通して投げ切ったことはなく、再び試練が訪れた。(遠藤 礼)

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