エンゼルスの弱点は先発投手陣、トレードデッドラインの標的はホワイトソックスのジオリト!?

[ 2023年6月17日 06:33 ]

ホワイトソックスの右腕ジオリト(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者が8月1日のトレードデッドラインまでの30球団の最優先事項を特集。エンゼルスについては先発投手が必要だと指摘している。先発投手陣の防御率は4・77で全体23位と低迷しているからだ。

 大谷翔平は防御率3・29だが、他の投手が良くない。タイラー・アンダーソンが5・80、グリフィン・キャニングが4・56、パトリック・サンドバルが4・52、リード・デトマーズが4・48である。

 ここまで39勝32敗の好成績でワイルドカードの3つ目のスポットに1ゲーム差。今後ヤンキース、アストロズ、ブルージェイズらの強豪と争っていくには、先発投手陣のレベルアップが必要不可欠だ。実際、エ軍はトレードの準備を始めているという。

 特にターゲットにしているのはホワイトソックスのベテラン投手陣。ディラン・シース、ルーカス・ジオリト、マイケル・コペック、ランス・リンらがいるが、特に獲得の可能性が高いのが今季で契約が切れるジオリト(28)。

 19年は14勝9敗でオールスターに選ばれ、サイヤング賞投票でも6位だった。20年にはパイレーツ戦でノーヒットノーランを達成している。ホ軍はここまで30勝40敗と借金10個。しかしながらレベルの低いア・リーグ中地区ゆえ、地区首位ツインズとのゲーム差は5・5で、現時点でまだペナントレースを諦めていない。

 7月になり、いよいよ投手を出すと決断すれば、エ軍のペリー・ミナシアンGMは大物先発投手を取りに行く。

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