ソフトバンク大きな3連勝!延長10回に今宮が決めた!二転三転“四転”雨の神宮今季最長試合制した

[ 2023年6月15日 22:47 ]

交流戦   ソフトバンク9―7ヤクルト ( 2023年6月15日    神宮 )

<ヤ・ソ>10回、今宮の勝ち越し2点適時二塁打に歓喜のソフトバンクナイン(撮影・村上 大輔)
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 ソフトバンクが3連勝を決めた。7―7で迎えた延長10回1死満塁で今宮健太内野手(31)が左翼線を破る2点適時二塁打を放ち、この試合3度目の勝ち越しに成功。最後は7番手・モイネロがきっちりと締め、神宮では今季最長となる4時間46分の点取り合戦を制した。

 延長10回だった。マウンドには相手6番手の清水。先頭の上林が右前打で出塁すると、甲斐が送り1死二塁。投手・武田の場面で代打・野村大が打席に立つと、初球を左前に運んだ。前進守備のため上林は三塁ストップ。中村晃が四球を選び1死満塁のチャンスに今宮が決めた。清水の5球目フォークをうまく拾うと、打球は左翼線を抜けた。三走・上林に続き、二走・野村大も歓喜のホームイン。二塁に到達した今宮は右腕を突き上げるようにド派手なガッツポーズを見せ、ベンチも歓喜に沸いた。

 取られたら取り返した。先発の板東が3回に自身の暴投もあり3点を失ったが、直後の4回に今宮の中越え二塁打と栗原の右翼への二塁打で1点を返した。

 そして5回だった。先頭の上林が三塁線へのセーフティーバントを決め出塁。甲斐が中前へのポテンヒットで続くと、9番投手・板東の場面で藤本監督は近藤を代打で送る。

 すると采配がズバリ。代打・近藤の右前打で二走・上林が一気に生還。1点差に詰め寄ると、無死一、二塁で中村晃が送りバントに成功。1死二、三塁として今宮が右犠飛をきっちり決め同点に追いついた。雨の神宮に詰めかけたソフトバンクが沸く中、続く牧原がサイスニードの3球目外角直球を左前にはじき返し、勝ち越しに成功した。

 しかし、雨の神宮は荒れた。直後の5回裏に2番手・ガンケルがサンタナに犠飛を許し、オスナに左前2点適時打を打たれ再び逆転された。荒れたムードは収まらず。6回には先頭の栗原が四球を選び柳町、上林の連打で1点をすぐさま返しサイスニードをノックアウト。代わった木沢からも昇格したばかりの川瀬が同点打、2死満塁では牧原が死球を受け押し出しで勝ち越した。

 だが1点リードの8回。5番手でマウンドに上がった津森が痛恨の一発を浴びた。先頭のオスナに雨を切り裂き右翼席に突き刺さる10号同点ソロ。取られては取り返し、逆転に次ぐ逆転を繰り返してきた試合が振り出しに戻った。

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