巨人・菅野 “見つめ直した”投球フォーム 目線に注意し原点回帰

[ 2023年6月12日 05:30 ]

交流戦   巨人4―2ソフトバンク ( 2023年6月11日    ペイペイD )

<ソ・巨>初勝利を挙げた菅野(撮影・中村 達也)
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 【Hero's File】復帰を目指す巨人・菅野はリハビリだけでなく、球の強さを求めて投球フォームの微調整を繰り返してきた。助言を送ったのは久保巡回投手コーチ。「もう一度原点に立ち返って。まず構えから」と強調したのは目線の位置の重要性だった。

 「目線が自分の脳を動かして、体を動かし始める」。フォーム以前にまず目線を定め、しっかりした構えをつくる。それが自然なフォームにつながると矯正に着手した。

 現在のフォームはキャンプで取り組んでいた軸足の「踏み替え」を行わないノーワインドアップ。構えから始動時のブレを抑える投法を「体をコントロールするのに、無駄が省けてきた」と評価し「今まで一生懸命自分の力で投げていたのが変わるところだと思う」と言った。さらに坂道の傾斜を使って左足にしっかり体重移動する感覚も磨いた。

 エースがもがいた日々。久保コーチは「凄くいい時間になったと思う。33~35歳にきた時が大きなターニングポイント。それを良い通過点に。この先も君臨してほしい」と期待を込めた。(巨人担当・小野寺 大)

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