ロッテ吉井監督 佐々木朗、志願の力投称える 165キロは「あれで空振りだったらカッコよかったけど…」

[ 2023年6月11日 18:13 ]

交流戦   ロッテ6ー5広島 ( 2023年6月11日    ZOZOマリン )

<ロ・広>7回を投げ終えた佐々木朗をねぎらう吉井監督(撮影・長久保 豊)
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 ロッテは11日、本拠地ZOZOマリンで広島と対戦。6-5で下し、2連勝した。先発の佐々木朗希投手(21)は7回5安打2失点10奪三振で今季5勝目を挙げた。

 初回、第1球は159キロ。西川を1球で二邪飛に仕留めた。続く野間を空振り三振。秋山に対しては最速161キロを投げ込み、二ゴロに仕留めて三者凡退で立ち上がった。2回はさらにギアアップ。松山を空振り三振、坂倉を遊ゴロに仕留め、6番・田中に対しては163キロを2球投げ込んで空振り三振。3回に山口の満塁弾が飛び出し援護を受けると、4回も完全投球で無失点を続けた。

 5回、先頭の松山に内野安打を許し、1死から四球を出して一、二塁とピンチ。後続の韮沢を空振り三振に仕留めたが、デビッドソンに中前打されて満塁とピンチを広げた。羽月に対し、自身2度目となる公式戦自己最速タイ、日本選手最速タイ、日本球界最速タイとなる165キロを投げ込んだが、ファウル。さらに粘られて左前2点適時打を許し今季本拠地初失点を喫した。それでも後続の西川を右飛に仕留めて追加点を許さなかった。本拠地の無失点は29イニングでストップした。

 それでも直後の攻撃では、角中が適時二塁打で2点を加点。佐々木朗は6、7回と走者を背負いながらも無失点で切り抜けた。

 救援陣は8回から登板した坂本が2点差に迫られたが、ベルドモが後続を断った。9回に登板した守護神・益田は1点差に迫られながらもリードを守り切った。

 試合後、吉井監督は1点差を逃げ切った一戦に「みんながよく頑張ってくれたと思います」と称えた。

 佐々木朗について「6回でどうかなと思ったんですけど、本人がもう一回行きたいって言ったんで、7回までよく頑張ってくれました」と志願の続投だったこと明かし、165キロについては「ファウルでしたね。あれで空振りだったらカッコよかったですけどねえ」と吉井節でイジった。

 攻撃陣については「角中が頑張ってくれてますし、山口もあそこで本当によく打ってくれたんでよかった」と労った。

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