メッツ・千賀滉大 チームの連敗7で止めた! メジャー自己最長タイ7回を2安打1失点で6勝目

[ 2023年6月11日 07:36 ]

ナ・リーグ   メッツ5ー1パイレーツ ( 2023年6月10日    ピッツバーグ )

パイレーツ戦に先発したメッツ・千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に先発。メジャー自己最長タイの7回を2安打1失点と好投し、6勝目を挙げた。粘り強く投げ続け、自身とチームの悪循環を断ち切る貴重な白星を引き寄せた。

 味方の好守に助けられ、味方の拙守は冷静な投球で救った。3回、2死から3連続四球で招いた満塁のピンチ。ジョーには中堅への大飛球を打たれたが、中堅手・ニモが背走し、フェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。絶体絶命のピンチを救う美技にマウンド上の千賀も両腕を掲げてビッグプレーを称賛。安どの表情も見せた。

 4回には味方のミスを救った。1死一塁からヘイズを一ゴロに仕留めたが、二塁カバーに入った遊撃手・ギローメが送球を後逸。一、三塁とピンチを広げるとべ・ジファンの打球を二塁手・マクニールも後逸。無安打で1点を奪われ、同点を許した。それでも気持ちはブレなかった。冷静に後続を三邪飛、三ゴロに仕留めて最少失点で切り抜けた。7回2死一、二塁、キャナが中堅に勝ち越しの2点二塁打を放つと、千賀はその回をキッチリと締めてリリーフ陣にバトンを渡した。

 前回登板の4日(同5日)ブルージェイズ戦で、メジャーでは初めて中4日での先発を経験。体の状態については問題はなかったが、代名詞の“お化けフォーク”をことごとく見極められるなど苦しい投球に終始した。細かい制球力にも欠き、メジャー自己最短の2回2/3を4安打、5四球で4失点。不本意な内容を「全体的に変化球が見送られる場面がすごい多かったので、対策はされているなという印象はありました」と振り返った。制球力など細かい課題は残したが、前回登板から格段の進歩を示したマウンドだった。

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2023年6月11日のニュース