オリ姫に見せた!パワー、モリ、モリな2打席連続アーチ「声援が後押し」自己最多本塁打ペース

[ 2023年6月11日 05:03 ]

交流戦   オリックス7-3DeNA ( 2023年6月10日    京セラD )

<オ・D>5回、森が2打席連発となる3ランを放つ(撮影・平嶋 理子)
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 新天地で持ち前のパンチ力がよみがえった。オリックス・森が今季2度目の2打席連続本塁打で4打点。連敗を3で止めてリーグ2位に押し上げ、交流戦では6球団がひしめく首位タイに導いた。

 「打てたことは凄くうれしいんですけど、何より勝てたことがうれしい。声援が後押ししてくれました」

 女性ファン向けのイベント「オリ姫デー」が開催され、3万3476人が詰めかけた京セラドーム。輝いたのが、西武からFA移籍でやってきた新4番だった。4回1死から右中間へ特大の8号先制ソロ。本拠地では4月4日ソフトバンク戦以来の一発を放つと、5回1死一、三塁では9号3ランを再び右中間席に突き刺した。

 「右中間、左中間に飛ぶ時は自分の中でいい時だと思います」

 4月25日の日本ハム戦以来の2打席連発で、9本塁打は早くも昨季の8本を超えた。143試合換算では22・2本。19年の自己最多23本とほぼ同じペースで量産中だ。「ホームランは狙ってもいないですし、ヒットの延長がホームランにつながっているので。あまり気にしないようにしています」。本人は無関心でも、貴重な得点源となっている。

 4試合ぶりにDHで出場。味方の守備中も極力ベンチには座らず、ストレッチなどをしながら常に試合に入っている感覚を維持させた。混戦のパ・リーグはこれから順位争いが本格化。勝負の夏に向け「オリックス1年目ですし、多少の疲れは絶対あると思う。暑くて動かないのは一番ダメだと思うので、そのためにできることを今からやっていきたい」と頼もしかった。 (山添 晴治)

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