西武・渡部健人　獅子の新4番がおかわりの登場曲で先制打　LINEで許可を求めると意外な返事が

交流戦   西武4-0阪神 （ 2023年5月31日    ベルーナD ）

＜西・神＞笑顔でポーズを決める外崎（左）と渡部　（撮影・白鳥　佳樹）
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　西武・渡部健人内野手（24）が31日の阪神戦（ベルーナD）で4試合連続で4番に座り、初回2死三塁の場面で中前適時打。チーム7試合ぶりとなる先制点をもたらし、これが決勝点となってセ・リーグ首位・阪神の連勝を「9」で止めた。

　その渡部の登場曲はなんと、左脇腹痛で登録抹消された中村の「ムカイカゼ」。「チームのみんなから、中村さんのに変えちゃえよ！と言われて…。試合前に中村さんに連絡を入れて許可もいただきました。中村さんのパワーをもらえました」と感謝した。

　渡部は試合後のヒーローインタビューにも登場。改めて、登場曲について問われ、「中村さんにLINEで“使わせていただきます”と送ると、返事は“いいよ。でもなんで？”でした」と裏話を明かすと、スタンドからは笑い声が。インタビュアーが「中村さんが戻ってくるまで使いたいですね」と振ると、渡部は「使っちゃいますか？」。スタンドからは拍手が起こった。

　「中村さんを追って、（いつか）追い越して頑張っていきたい」と締めた渡部にライオンズファンはまた拍手。SNSでは「ベッケン（渡部の愛称）にムカイカゼは泣いてしまう」「ありがとう、最高すぎて泣ける」と感激の声がいくつも上がった。