【千賀滉大と一問一答】両親見守る中での登板に「ブーイングくらう姿を見せなくて良かった」自己最多12K

[ 2023年5月18日 12:38 ]

インターリーグ   メッツ8×-7レイズ ( 2023年5月17日    ニューヨーク )

レイズ戦に先発する千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地ニューヨークでのレイズ戦に先発し、メジャーNo.1の得点力を誇る打線を相手に6回3安打1失点、メジャー自己最多12奪三振の快投を見せた。勝敗は付かなかった。チームは2点を追った7回裏にビエントスが同点2ラン、また3点差を付けられた9回裏2死から起死回生の同点3ラン、さらに再び2点差を付けられた延長10回裏にアロンソが逆転サヨナラ3ランを放ち、8-7で劇的な勝利を収め、連敗を3で止めた。試合後、千賀との一問一答は以下の通り。

――手強いレイズ打線相手に何が良かったのか。
「本当に相手がすごいチームなのは自分も投げる前から把握していました。チームがなかなか勝ちが続かなかったので、自分も前回良くなかったですし、とにかく何とか勝ちたいなという気持ちでいい準備ができたんじゃないかなと思います」

――米国では家族の前で初めて投げた。モチベーションにつながったのか。
「ブーイングをくらう姿を見せなくて良かったなと思いますし、とにかく自分のピッチングができた1日じゃないかなと思います」

――家族は何人来たのか。
「4人です。両親と妹、妹のフィアンセ」

――メジャーでしばらく投げてきたが、依然としてフォークで空振りや三振が取れている。
「ここからフォークをケアするのか、他の球をケアするのかっていうせめぎ合いになってくる。そこの読み間違いをなるべく少なくして、大きな被害を少なくしていきながらピッチングしていきたいなと思います」

――初回、立ち上がりが良かったことは好投に繋がったのか。
「今日は試合前の状態から、戦える準備はしっかりできているなと感じました。とにかくバッターを抑えることだけを思ってマウンドに上がっていて、先制点を与えてしまったことは自分の投げミスだったので、こういう試合だからこそ粘り強くいきたいなと思いました」

――試合のエンディングはどうだったか。
「ホームラン3発で逆転なんて漫画のような終わり方をして、すごい興奮しました」

――6回までに12奪三振の要因は。
「本当に試合前からいい準備ができてたんじゃないかなと思います。相手打線が強いというところを自分の頭の中に入れながら、しっかり戦えていたんじゃないかなという風に思います」

――初球にカーブ、スイーパーを入れることによって投球に幅ができる。
「やっぱりフォークをケアされてますし、フォーク、フォークにならないようにいろんな球を使いながらじゃないかなと思います」

――コマンドは今シーズン一番と監督が話していたが、自身の手応えは。
「投げたいところに投げられるという数が凄い増えましたし、大きく外れるというところが減ってきた。ちょっとづつこの舞台で戦える準備は整ってきているんじゃないかなというふうにも思えます。こういう打線に、こうやって三振を多く取れたことはやっぱり自信になったなと思うので、継続していけるようにと思います」

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