近大付が30年ぶり近畿大会出場 143キロ右腕・市村が4安打完封 有方との2枚看板で躍進

[ 2023年5月18日 15:17 ]

高校野球大阪府春季大会3位決定戦   近大付1―0大商大堺 ( 2023年5月18日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<大商大堺・近大付>4安打完封勝利を挙げた近大付・市村(撮影・北條 貴史)
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 3位決定戦が行われ、近大付が大商大堺を1―0で下した。1993年以来30年ぶり11度目となる近畿大会(27日から4日間、大阪シティ信用金庫スタジアム)の出場権を得た。

 最速143キロ右腕の市村篤史(3年)が今春2度目の完封勝利を挙げた。

 「序盤はバランスが悪くて、上体がつっこんでいた。下半身をしっかり使って投げようと思った」

 初回に単打と2与四球で1死満塁を招くも、二ゴロ併殺で切り抜けて波に乗った。奪三振はゼロながら4安打に抑える力投。「バランスが悪かったので、一人一人全員でアウトを取りながら粘っていこうと思った」とうなずいた。

 大阪桐蔭との準決勝は、背番号10の最速143キロ右腕・有方祥互(3年)が3失点完投し、1―3の惜敗ながら健闘した。30年ぶりの近畿大会に向けて藤本博国監督は「2人がそれなりに投げてくれれば楽しみ」と心待ちにした。

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