亜大・草加がリーグ最多タイの1シーズン4完封 先輩のソフトバンク・東浜に並んだ!

[ 2023年5月12日 06:10 ]

東都大学野球第4週第1日   亜大2―0駒大 ( 2023年5月11日    神宮 )

<駒大・亜大>2安打完封した亜大の草加(撮影・村井 樹)
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 今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・草加勝投手(4年)が今季4完封目で4勝目を挙げ、亜大が先勝。エース右腕は「勝利につながるピッチングができたので良かった」と喜んだ。

 淡々と、当然のように並べた0の先には、偉大な記録が待っていた。1シーズンの4完封はリーグ通算最多完封記録(22度)を持つ亜大の先輩の東浜巨(ソフトバンク)が、4年時の12年春に達成して以来、最多タイだ。

 この日は決して本調子ではなかったが投球術が光った。草加が「調子は良くないなとは思った」と振り返った通り、過去5試合でわずか6四死球だった制球が定まらず、この日だけで4四球。それでも「思うようなスイングをさせないことを意識した」と草加。走者がいない場面でもクイックモーションを用いるなど、相手を観察しながら腕を振り続けた。

 得点圏に走者を背負った4、8回は最速152キロの直球に得意のツーシームをうまく織り交ぜピンチを脱し、生田勉監督も「調子は一番悪かったと思うが我慢して投げてくれた」と称えた。

 今季の4勝は全て完封とエースとしての役割を全うし続けている草加。次カードの青学大戦で完封勝利となれば1シーズンの最多記録を更新すると同時に、初めて1シーズンで全チームから完封勝利を挙げることとなる。(村井 樹)

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2023年5月12日のニュース