巨人・原監督「素晴らしい選手だからあえて言わせてもらう」と梶谷に苦言「若い人たちも見ている」

[ 2023年5月6日 17:50 ]

セ・リーグ   巨人1―2中日 ( 2023年5月6日    バンテリンD )

<中・巨>7回、厳しい表情の原監督 (撮影・西川祐介)
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 巨人は敵地で最下位・中日に逆転負けを喫し、中日戦の2カード連続負け越しが決定。1カ月ぶり3位浮上の可能性もあった試合を落とした原辰徳監督(64)は相手に勝ち越し点を許した8回の梶谷隆幸外野手(34)の左翼守備について苦言を呈した。

 新助っ人左腕グリフィンが7回6安打1失点と好投するも、打線は4回にウォーカーの二ゴロが併殺崩れとなる間に挙げた1点だけ。そして1―1で迎えた8回の守りだった。この回から登板した2番手右腕・三上が1死から石川昂を四球で塁に出し、代走・高松に二盗を許して1死二塁のピンチを迎えた。ビシエドは遊ゴロに打ち取って2死二塁としたが、福永に粘られた9球目を左前に弾き返され、これが相手の決勝点となった。

 グリフィンについて「良かったと思いますね。メリハリが効いたね」とし、失点の多い“魔の8回”を任されて移籍後初黒星となった三上についても「そうですね。あの、いいと思いますよ」とした原監督。

 中山の送りバント失敗に苦言を呈したあとで、この日2安打した梶谷について「状態がいい」と報道陣に問われると「そうですね」と受けたものの、「ただあそこの場面はチャージだからね」と8回の守備に自ら触れた。

 そして、「チャージさせても少々後ろにいかれる打球に対しても我々は目をつぶるというね。ですからそこはあえて梶谷は経験値のあるね、素晴らしい選手だからあえて言わせてもらうならば、あそこで回られるような守備位置ではいけないと。若い人たちもたくさん見ているのでね。その部分を言っておかないと」と苦言。「先輩たちが、あ、こんなんでいいのかなと思われると、チームにとって良くない。今日あえてそこの部分は言わせてもらったということですね」と厳しい言葉を並べた。

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2023年5月6日のニュース