【大谷翔平と一問一答】4勝&3安打 2度目サイクル達成まであと数メートル「(バットの)先だった」

[ 2023年4月28日 10:12 ]

<エンゼルス・アスレチックス>力投する大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は28日(日本時間29日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で出場し、6回3安打5失点で4勝目を挙げた。打者では5打数3安打1打点、2得点。チームは8―7で競り勝ち、3連勝で貯金を2とした。以下、試合後の一問一答。

 ――サイクル安打まで本塁打を残すだけ。8回の最終打席はどれくらい頭にあったか。打った瞬間は。
 「(バットの)先だったのでいったとは思わなかったですけど、一、二塁だったので本塁打というよりはしっかり安打を打ちたいなと思っていました」

 ――3回は走者として本塁に生還し、ベンチに戻ってすぐマウンドへ。投球に影響は。
 「それはないかなと思うんですけど、ちょっと守りに入ってしまったというか、勝たなければいけない、抑えなければいけないっていう。攻めの気持ちが少し足りなかったかなと思います」

 ――4回の5失点はメカニック(投球フォーム)の問題か。どう立て直したか。
 「同点(5―5)の段階だったので、今日、一番良かったのは、あそこから2回しっかり抑えれたっていうのが、結果的に6回までしっかり投げられたのが良かったところかなと思います」

 ――(サイン伝達用の)ピッチコムの不具合が4回の投球に影響したか。
 「たまに聞こえなかったり、聞こえたりするので、ちょっと調子は良くなかったですけど。でも、あんまりそこは関係なくて、例え壊れたとしても、手でのサインでも同じように投げられるのが、ベストかなと思います」

 ――今季は例え調子が悪くても挽回できる。投手として進化していると感じるか。
 「正直、今日はブルペンの段階では、今季一番、調子は良かったんじゃないかなと思うので、本当に4回だけ。逆に言えば、それ以降、また立て直せたっていうのが、良かったところではあるので、今後もまたそういうのもありますし、いい経験になったかなと思います」

 ――打撃の状態は。
 「状態は今日も、バッティングの方は一番良かったかなと。このシーズン入ってから、一番ボールも見えていたと思いますし、見え方もすごい良かったと思うので、今日は全体的に良かった。結果的に5点取られましたけど、バッティングにしてもピッチングにしても良かったんじゃないかなと思います」

 ――チームの状態。
 「このシリーズも3勝しましたし、ここまで勝ち越しているので、オフェンスも素晴らしいし、今日も中継ぎも踏ん張って、最後、1点差でしたけど、抑えて、粘り強く勝てていると思うので、(ミルウォーキー、セントルイスの)遠征に行きますけど、引き続き頑張りたいと思います」

 ――4回、際どい球をボールにされていたが、メンタル的に影響したか。
 「最初の死球が、全てだったとは言わないですけど、そこが一番、確実にアウトに取るべきだったかなと」

 ――立て直せた要因は。
 「まだ5―5だったので、本当にこっから、もう1回スタートというか。5点取ってもらって、5点取られて申し訳ない気持ちはもちろんありますけど、オフェンスに参加している1人として、もう1回、試合を立て直したいなという気持ちでしたね」

 ――心が乱れているように見えた。
 「心の乱れはないですかね。投げる動作的なことはあるでしょうけど、そこまでランナーを背負って、スライドステップ(クイックモーション)で投げてないところで、多少バランスというか、タイミングだったりとか、探り探りになってしまったっていうのは、メンタル的な部分よりか、技術的な部分だと思います」

 ――ブルペンで良すぎたのが、守りに入ったことにつながったのか。
 「いや、それはないですかね。最初の3イニングはすごく良かったですし、そこまでスライドステップで投げてなかった。いきなりランナーを背負うシチュエーションがすごく多くなって、なかなかリズムをつかみ切れなかった。自分で、四球で出したランナーをホームランで返された。結果的に3安打しか打たれてないところを考えれば、自分の責任、自分のせいが大きかったかなと思います」

 ――ここまで欠場は1試合。日々の出場はフィル・ネビン監督と話し合っていると思うが、休むより出場し続けることで良い状態を維持できるのか。
 「別に特にそこは理由はないですかね。必要とされれば、出たいなと思っていますし。そこまで調子も良くなくて、必要ないと判断されれば、スタメンから外れることももちろんあると思います。体調的に今のところは問題ないかなとは思います」

 ――順調にいけば、次回登板は中5日を空けてカージナルス戦でヌートバー選手と対戦する可能性もある。
 「まずはミルウォーキーがあるので、もちろん、セントルイスは楽しみにはしてますけど、まずは次の3戦が大事かなと思うので、初戦をまず取れるように頑張りたいなと思います」

 ――侍ジャパンが日本政府から紫綬褒章を受賞。
 「チームとしていただけるというのはすごく光栄なことだと思っていますし、本当にそうだと思ってくれた人がたくさんいるなら嬉しいことではあるので。個人的にはシーズン入ってますし、終わったところはまだ振り返らずにとりあえず今シーズン、まだまだ野球ができるので、まずはそこに集中したいと思います」

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