阪神・才木 あぁ1球に泣く 初回に落とし穴…牧に被弾の反省と収穫 悪いなりに7回2失点

[ 2023年4月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1―2DeNA ( 2023年4月16日    横浜 )

<D・神>7回2失点と好投した才木(撮影・久冨木 修)
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 一発、いや1球に泣いた。阪神先発の才木は7回4安打2失点の粘投。援護に恵まれず今季初黒星を喫した7年目右腕は初回の投球を反省した。

 「本当に自分のつくるリズムも悪かったし、初回に点を取られて、その後もカウントがずっと悪い状態を続けてしまった」

 初回2死から宮崎に中前打を浴び、4番・牧に150キロ直球を左翼席へ運ばれた。痛恨の先制2ランを献上。しかし同じ失敗は繰り返さない。4回無死一、二塁では桑原を二ゴロ併殺に仕留め、なおも2死一、三塁からソトを右飛に打ち取るなど失点を阻止。「今日みたいに真っすぐがあんまり良くない日に、変化球を投げ続けてファウルとか、粘られても投げ続けることで真っすぐを打ち損じてくれたり。ああいう投球は凄く大事」。調子が悪い中でも最少失点に抑え、収穫も持ち帰った。

 2戦続けてハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)だ。先発の役割は果たしている。「僕が日曜日にイニングを投げられたら、中継ぎの人も休みやすいと思う。しっかりイニングを投げていきたい」と、既に視線は次戦に向いていた。(阪井 日向)

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2023年4月17日のニュース