広島・秋山 ひとり親家庭の親子招待の日に「最高のものを見せられた」 35歳バースデー猛打賞

[ 2023年4月17日 05:05 ]

セ・リーグ   広島7―5ヤクルト ( 2023年4月16日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューを終えポーズをとる(左から)マクブルーム、秋山、田中(撮影・奥 調)
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 バットを振ればヒットになる。さながら打ち出の小づち状態だ。35歳の誕生日を迎えた広島・秋山が2試合連続、早くも今季4度目となる3安打猛打賞。逆転サヨナラ2ランの余韻が冷めやらぬ中、2日連続のお立ち台で声を弾ませた。

 「一瞬でも油断するとすぐに落ちてくる。こういう勝ち方をしてチームの力は付いてきているので、隙を見せずにやっていきたい」

 5点差大逆転の原動力になった。初回に中前へ運ぶと、4回の先頭打者で一塁線突破の三塁打を放って反撃開始。4点を追う6回先頭でも右前にはじき返し、田中の満塁弾をお膳立てした。今季13試合で22安打。驚異的なペースで量産する。打率を・468とし、3日ぶりにリーグトップに返り咲いた。

 この日は、ひとり親家庭の親子13組27人を球場に招待していた。西武時代の15年から続ける社会貢献活動で、広島移籍後は初。17年4月23日の日本ハム戦で先頭打者弾を含む2本塁打、19年6月16日のヤクルト戦でも3ランを放つなど、招待した日は打ちまくる。

 「逆に力をもらっている企画なのかな。打てるに越したことはないので、最高のものを見せられたかな…と」

 開幕3連敗を喫したツバメとの再戦。チームの真価が試されると位置づけ、自らもバットで3連勝に貢献したベテランは「次の対戦で“何とかなる。大丈夫だ”と思えるには勝つしかなかった。大きい」と力を込めた。

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2023年4月17日のニュース