ソフトB・柊太 苦手ハム打線にも真っ向勝負宣言 ロマン砲トリオには「気を引き締める」

[ 2023年4月11日 05:02 ]

笑顔で練習する石川(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの石川柊太投手(31)が11日の日本ハム戦で先発する。10日はペイペイドームでの投手練習で調整し今季本拠地での初登板に備えた。対する日本ハムは9日のオリックス戦で23歳の清宮幸太郎内野手、22歳の野村佑希内野手、23歳の万波中正外野手が本塁打のそろい踏みと打線の調子が上向き。若きクリーンアップを封じて、自身初の開幕2戦2勝をマークすると意気込んだ。

 石川が開幕連勝を懸けて今季本拠地初登板に臨む。勝てば自身初の開幕2戦2勝で「マウンドに“頼むぞ”と声を掛けながらやりたい」と話した。前回4日のオリックス戦では7回を無四球で4安打無失点と好投し、「ストライクゾーンで勝負する。攻めの投球ができたら」と自信を持ってマウンドに上がる。

 日本ハム戦は昨季4試合に登板して1勝3敗と苦戦した。防御率6・65はパ・リーグ5球団の中でワーストの数字で「(日本ハム打線の)思い切りの良さっていうところが、自分の思い切りのいいピッチングに合致してしまう」と分析。「それをかわすのでなく、しっかり力で押していけるような状態でなくてはいけない。思い切り強いストレート投げ込めたら」と真っ向勝負を予告した。

 警戒するのは若きクリーンアップ。9日のオリックス戦で本塁打のそろい踏みを見せた清宮、野村、万波の若手3選手だ。新庄監督が清宮、万波の名字と野村のミドルネームであるジェームスから「KJM」と名付けたロマン砲トリオについて「ちゃんと結果がついてきてる部分があるので、慎重にというか、気を引き締めるというか」と話した。昨季の被本塁打計3本もカード別ワーストで「一発があるバッター多い。バッティング練習とか見ていても飛ばすバッター多いし、ツボ持ってるバッター多いので、そこに投げないように」と戒めた。

 ホームの声援が後押しする。声出し応援が解禁された本拠地での久しぶりの登板を「それは間違いなく自分の力になる」と楽しみにしていた。昨季本拠地では8試合登板で防御率2・30も2勝4敗と負け越しただけに「声援に応えられるように頑張りたい」と好投をイメージしていた。

 メジャーでは同じ育成出身で競い合った千賀(メッツ)が開幕2連勝をマーク。「土俵が違い過ぎる」と笑いながらも「彼らしいピッチングをしている。自分も自分らしいピッチングができれば」と気合を入れた。(森 寛一)

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2023年4月11日のニュース