出場停止処分明けのエンゼルス・レンドンが復帰→即ヒットで今季初安打をマーク　大谷も笑顔

ア・リーグ   エンゼルス－ブルージェイズ （ 2023年4月8日    アナハイム ）

エンゼルス・レンドン（AP）
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　敵地ファンと一触即発の事態を引き起こし、4試合の出場停止処分を受けたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手（32）が8日（日本時間9日）のブルージェイズ戦から「4番・三塁」で復帰。第1打席で快音を響かせ、今季初安打をマークした。

　レンドンは2回、先頭で打席に立ち、相手先発・ベリオスの直球をきれいに右前へはじき返し、一塁ベース上で笑みを浮かべると、ベンチの大谷も笑顔を見せた。

　チームはレンジャーズと並んでア・リーグ西地区首位ながら、チーム打率・225と得点力アップが急務。特に3番・大谷以降の打線に課題を残している。それだけに帰ってきた男にファンの期待も集まり、ツイッターでは「レンドン」がトレンド入り。「俺たちのレンドンが帰ってきた」「頼むから打って頂戴」「今日はレンドンが大暴れすると期待も込みで予測」と期待のコメントがズラリと並んだ。

　ただ、レンドンは右前打でチャンスメークしたものの続くレンフローが三振に倒れると、ラムは痛恨の併殺打。結果的に2回は3人で攻撃が終わった。

　レンドンは3月30日に敵地でのアスレチックスとの開幕戦で、敗れた後にフェンス越しにアスレチックスの帽子をかぶった観客と口論。その男性の胸ぐらをつかむ様子の動画がSNS上で拡散された。動画ではレンドンは「俺に何って言った？罵倒したよな？」など、怒り心頭で放送禁止用語を男性に浴びせ、離れ際には顔をはたこうともしており、大リーグ機構（MLB）から4試合の出場停止と罰金の処分を受けた。