巨人・岡本和 V奪回&村上神超えだ!「全力で戦って、その積み重ねで」

[ 2023年3月31日 05:25 ]

フリー打撃を行う岡本和(撮影・西川 祐介)
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 日本ハム―楽天戦の先行開幕に続いて、31日には残り10球団が今季初戦を迎え、本格的にプロ野球のシーズンが幕を開ける。ともにWBCで活躍した20、21年2冠王の巨人・岡本和真内野手(26)は東京ドームで中日と、昨季3冠王のヤクルト・村上宗隆内野手(23)は神宮で広島と激突。ペナントレースに加え、新旧打撃タイトルホルダーの戦いにも注目が集まる。

 新主将がチームを頂点に導く。WBC決勝の米国戦で貴重なソロを放つなど打率・333、2本塁打、7打点で侍ジャパンの世界一に貢献した巨人・岡本和。東京ドームでの全体練習後「今年こそはチームで優勝したい。日本一になりたい」と3年ぶりのリーグ制覇と11年ぶりの日本一へ闘志を燃やした。

 「とにかく勝てればいい」。昨季は5年連続30本こそクリアしたが、2年連続で獲得していた本塁打、打点のタイトルを逃した。主砲の成績とともに4位と低迷。「目の前の試合を全力で戦って、その積み重ねで、そうなればいい」。勝利への貢献を重ねれば、昨季3冠王の村上からの奪還も視野に入る。「全試合に出たい」と2年ぶりの全試合出場が目標。定位置の「4番・三塁」での開幕にも「試合に出られればそれでいい」と臨む。

 原監督が「プロ野球に大変な追い風が吹いて、喜ばしいこと(WBC優勝)から始まった。さらに大きな波として出していきたい」と語るように、野球熱が高まった中での開幕。巨人打線の中心に座る岡本和は「(開幕戦は)いつもよりちょっと早く来ちゃう」と笑い、気持ちを高ぶらせた。(小野寺 大)

 ▼巨人・ビーディ(球団の新助っ人では初の開幕投手)開幕戦に投げられるのは光栄なこと。チームがいいスタートを切れるようにできることをしたい。いい雰囲気をつくることに集中したい。

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