阪神・岩貞が25日OP戦開幕投手!!16年ツバメキラー再現だ 先発再転向で王者相手に絶好の腕試し

[ 2023年2月21日 05:15 ]

笑顔を見せる阪神・岩貞(撮影・北條 貴史)
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 阪神・岩貞がオープン戦開幕となる25日のヤクルト戦(浦添)に先発することが分かった。リーグ2連覇を果たした王者との今季初顔合わせ。16年には相性抜群だった左腕が“キラー”再襲名を目指して腕を振る。

 先発再転向に挑戦中の今春。腕試しにはうってつけのマッチアップが巡ってきた。侍ジャパンに選出されている村上、山田の中軸は不在でもここ2年、チームとして苦杯をなめている高津監督率いるヤクルト。ただ「先発・岩貞」からすれば、苦手意識はないのかもしれない。自己最多の10勝をマークした16年は4試合に登板して2勝(1敗)、防御率0・96と寄せ付けず。今季も重量打線の前に立ちはだかるためにも、初対戦で嫌なイメージをしっかり植え付けたい。

 今春初実戦だった19日の韓国サムスンとの練習試合(宜野座)では3年ぶりの先発マウンドで2回無安打無失点。中継ぎ時には封印していたチェンジアップも駆使し、4奪三振と持ち味を発揮した。キャンプ中は「配球セット」をつくり上げることがテーマ。「チェンジアップを餌まきにも使っていきたい」と勝負球だけでない選択肢も増やそうとしている。

 次回はイニングも延びて、3回を投げる予定。サムスン戦後には「ちょっと無駄球があった。いろんな課題が見つかった登板。もうちょっとイニングを投げていけば緩急を使った投球になってくる」と精度アップを見据えていた。先発ローテーション争いはハイレベルで同じ左腕では新加入の大竹も実戦で好投。ヤクルト戦では結果も内容も求められる。

 この日は午後の個別練習でブルペン入りし、入念にフォームチェック。自身としてはキャンプ中最後の実戦登板を快投で締める。

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2023年2月21日のニュース