エンゼルスのドラ1遊撃手・ネトがメジャーキャンプ招待 23年中の早期昇格はあるのか?

[ 2023年2月1日 10:43 ]

エンゼルス・ミナシアンGM
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者が、エンゼルスに遊撃手として22年のドラフト1巡目(全体13番目)で指名されたザック・ネト内野手(21)がメジャーキャンプに招待されると報じている。

 プロ1年目は2Aで30試合に出場し、OPS(出塁率+長打率)・874の活躍。オフのトレーニングで体重を約4キロ増やしパワーアップ、プロの長いシーズンに耐えられる身体を作ってきた。1月下旬、アリゾナでフィル・ネビン監督とペリー・ミナシアンGMに会い直接、メジャーキャンプに招待すると告げられたのだという。「とても感謝している。信頼してくれているのが分かって、毎日もっと頑張ろうと思える」と言葉を弾ませた。

 1月に発表された各メディアの若手有望株トップ100リストにも名前が入った。ベースボールアメリカ紙は53位、ジ・アスレチックは59位、大リーグ公式サイトは89位だった。このオフ、エンゼルスはFA市場で正遊撃手を獲得しなかった。ブラム記者は球団がネトのために開けておくとは思わないが、首脳陣はネトが想定よりも早くメジャーで活躍できると信じていると見る。

 ミナシアンは積極的にマイナーリーガーを抜擢するGMだ。昨季も21年のドラフト11巡右腕で2Aにいたチェース・シルセス(22)を5月にデビューさせた。大リーグ全体で、21年のドラフト指名選手でメジャー昇格を果たした最初の選手となった。ローガン・オハピー捕手(22)も22年は2Aでプレーし、9月にメジャー昇格した。ミナシアンは大事な有望株は2Aに置くやり方だ。実はネトの2Aでのルームメートはオハピーだった。2人にエンゼルスの将来を担わせるべく、今のうちに絆を深めておいてもらおうという考えがあったのではないか。

 ネトは「球団がすぐにでも遊撃手を必要としているのはわかる。可能な限り早く昇格して成功したい」と意気込む。メジャーキャンプでアピールできれば、23年中の早期昇格が見えてくるかもしれない。

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2023年2月1日のニュース