初CSも何の!阪神・西純、堂々救援2回零封 レギュラーシーズン一度のみも「いつもと変わらずいけた」

[ 2022年10月10日 05:15 ]

セCSファーストステージ第2戦   阪神0―1DeNA ( 2022年10月9日    横浜 )

セCS1<D・神> 6回1死、桑原から三振を奪い雄たけびをあげる西純(撮影・大森 寛明)
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 本来の先発でなく救援で迎えた3年目で初のCSの舞台。短期決戦ならではの緊迫感に包まれても西純は落ち着いていた。

 「普通に自分の投球をしようと思ってマウンドに上がった。いつもと変わらずいけた。自分の役割は果たせたと思う」

 出番は0―1の6回。くしくも先発時と同じ1番からの打順に対して出し惜しみはしなかった。大田はスライダー、フォークで追い込み、最速153キロで左飛。桑原は151キロで見逃し三振、佐野にも150キロ超を連発して二ゴロに退けた。回をまたいだ7回は牧の右越え打で走者を背負い、1死二塁からソトは申告敬遠。先制打の大和を外角スライダーで狙い通り三ゴロ併殺の網にかけた。

 1点でも与えれば致命傷になる展開。2回零封の計20球で役割を全うした。「目の前のバッターを抑えることだけに集中して投げていた」。レギュラーシーズンでも救援経験は3回2/3無失点に抑えた9月21日の広島戦で一度だけ。CSでも適応を示した。

 きょう10日の第3戦も引き続きベンチ入りする予定で、プロ初の連投に備える。「中継ぎでまたイニングをまたぐ場面があったら、今日の経験を生かせたらと思う」。元から強力な猛虎ブルペンにはCS仕様の“切り札”もいる。(長谷川 凡記)

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2022年10月10日のニュース