楽天“弟” 13安打猛攻で2年ぶりファーム日本選手権V 渡辺佳V打でMVP

[ 2022年10月9日 04:55 ]

ファーム日本選手権   楽天8-2阪神 ( 2022年10月8日    サンマリンスタジアム宮崎 )

ファーム日本選手権を制し、胴上げされる楽天の三木2軍監督
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 ファーム日本選手権は8日、イースタン・リーグ覇者の楽天がウエスタン覇者の阪神に8―2で勝利し、2年ぶり2度目となる優勝を飾った。打線が13安打を放ち快勝。決勝打を含む3安打2打点の活躍で勝利の立役者になった4年目・渡辺佳明内野手(25)がMVPを獲得。阪神は2連覇を逃した。

 楽天ファンは未来への希望を抱いたに違いない。アピール合戦を繰り広げた若手の中で、ひときわ輝きを放ったのが渡辺佳。豊富な1軍経験を生かして格の違いを見せた。1点を追う3回、1死満塁で左前に逆転の2点適時打。5、9回も中前打を放つ固め打ちで狙っていたMVPに輝いた。天性の打撃センスと内外野を守れる万能さが武器。今季は1軍で60試合に出場し打率.242、1本塁打、17打点という成績だった。浅村、鈴木大といった主力組の壁は高いが「(1軍は)凄いメンバーだけど、レギュラー争いに食い込みたい」と力強く宣言した。

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2022年10月9日のニュース