阪神 危な“勝った” 8回ヒヤリもCSファイナルS進出に王手!「史上最大の下克上」へ大事な初戦に勝利

[ 2022年10月8日 17:34 ]

セCSファーストステージ第1戦   阪神2-0DeNA ( 2022年10月8日    横浜 )

セCS1<D・神> 8回1死、桑原の投ゴロで、岩崎の一塁への送球が大きくそれる(一塁手・原口)(撮影・大森 寛明)
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 阪神は8日のCSファーストステージ初戦に2-0で勝利し、ファイナルステージ進出に王手をかけた。

 試合は阪神が先手を取った。0―0の5回に1死から投手の青柳が右前打を放ち、起点をつくると、中野が中前打。代打・マルテが四球を選び、満塁のチャンスをつくった。そして、この打席まで相手先発の今永から2安打をマークしていた近本が中前に2点適時打を放ち、ついに均衡を破った。

 先発の青柳は序盤から再三、走者を出しながらも、落ち着いた投球で要所を締め、6回4安打無失点と好投した。だが、2―0の8回に4番手の岩崎が自らの失策でピンチを招き、1死一、二塁。ここで佐野を一邪飛にしとめるが、続く牧に対して阪神ベンチは湯浅を投入。湯浅が牧を空振り三振に仕留めて、何とか無失点で踏ん張った。

 阪神はDeNAに今季9勝16敗と大きく負け越し。しかも横浜スタジアムでは、5月15日に勝利したのを最後に、ここまで8連敗中という「鬼門」だったが、大事な一戦で何とか突破した。

 これで9日の第2戦に勝利すれば、阪神がファイナルステージ進出を決める。過去、勝率5割未満で日本一に輝いたチームはなく、阪神は「史上最大の下克上」に挑んでおり、まずは大事な初戦をものにした。

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