日本ハム・清宮 ドラフト同期を援護するプロ初10号「瑛斗のために打てて良かったです」

[ 2022年7月8日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム7―1ロッテ ( 2022年7月7日    ZOZOマリン )

<ロ・日>2回、先制本塁打を放つ日本ハム・清宮(撮影・西川祐介)
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 七夕の夜空に“願い”というアーチをかけた。2回先頭の日本ハム・清宮が1ボールから佐藤奨のカーブを強振。自身初2桁到達となる先制の10号ソロを右翼席へ豪快に突き刺した。前日6日のロッテ戦に続く2試合連発。ただ、うれしかったのは10号でも2戦連発でもない。仲間を援護できたことだった。

 「今日は(田中)瑛斗の日だったので。勝ちをつけるために打てて良かったです」。この日、先発した田中とは17年ドラフトでともに高卒同期入団。しかし、2人で思い描いた成長曲線は描けなかった。田中は昨オフに育成契約。清宮も昨季は1軍出場ゼロに終わり、ともに1年間を2軍で過ごしてきた。

 だが、田中ははい上がってきた。1日に支配下復帰を果たし、この日が約3年ぶりの1軍マウンド。試合前には田中から「今日は打ってくれ」と頼まれていただけに、思いに応えたかった。「瑛斗が投げる日に援護ができて幸せです」と試合後、心の底から喜ぶ清宮がいた。

 これで、3日のオリックス戦から4戦3発と覚醒の予感が漂ってきた。「ずっとホームラン30本と言っているので」と清宮。願いは今季開幕前に掲げた「30発」。残り20本も夢ではない。

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2022年7月8日のニュース