「夏大会前なので1日でも早く」埼玉・野球用品店のツイートが大反響 ファーストミットの持ち主探す

[ 2022年7月8日 17:47 ]

高校生が修理を依頼したファーストミット(68野球工房@68laboツイッターから)

 「夏大会前なので、1日でも早く届いて欲しい…」。埼玉県戸田市の野球用品専門店のツイートが反響を呼んでいる。

 ファーストミットの画像とともにツイートをしたのは、野球用品専門店「ロクハチ野球工房」(@68labo)だ。

 7日に「修理依頼をしてくれた高校生 完了したら連絡すると記入してもらった番号に電話したが出ないので留守電とショートメッセージを送った。1週間後に、送信先間違っていませんか?とショートメッセージが届く。この状況が持ち主に届いて欲しい…夏大会前なので、1日でも早く届いて欲しい」とファーストミットの画像を添えてツイートした。

 すると、このツイートは8日午後5時時点で2500件以上のリツイートと大反響が。同店の店長にツイートをした経緯を伺った。

 店長によると、6月30日に同店にファーストミットのウェブ部分の修理をして欲しいと高校生から依頼があったという。夏の大会目前ということもあり「1日でも早く修理を完了しよう」と、翌日の7月1日には修理を終わらせ、高校生が記入した電話番号に修理完了を告げる電話をかけた。

 電話がつながらなかったため、留守番電話に修理完了の旨を告げ、念のためにショートメッセージでも連絡。ところが、その電話番号の持ち主から「間違いでは」とショートメッセージが返ってきたそうで、記入された番号が間違いと気づき、修理を依頼した高校生の「目に触れたら」とツイッターで情報を発信したという。

 このツイートを250万人以上のフォロワーがいるパドレスのダルビッシュ有投手らがリツイートしたことで、一気に情報が拡散。店長は「ここまで広がるとは思ってなかった」と驚きつつも「高校生のことを思って優しい人が多い」と感謝した。

 8日午後5時現在、修理を依頼した高校生からの連絡はないそうで店長は「“持ち主に戻りました”と早くツイートしたい」と一刻も早く高校生の元にファーストミットが戻ることを願った。

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2022年7月8日のニュース