巨人 39歳中島「最年長ですけど、気持ちは若く」 NPB通算1900安打目、今季初安打が貴重な同点打

[ 2022年3月26日 18:12 ]

セ・リーグ   巨人7―5中日 ( 2022年3月26日    東京D )

<巨・中(2)>8回、代打・中島は同点タイムリーを放つ (撮影・森沢裕)
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 巨人の中島宏之内野手(39)が中日戦(東京D)の8回に値千金の同点打。NPB通算1900安打とし、鮮やかな逆転勝ちと3年連続となる開幕2連勝に大きく貢献した。

 2―5で迎えた8回、この回から登板した岩崎からポランコがストレートの四球で出塁。岩崎はここでベンチに自ら合図を出し、トレーナーに付き添われて降板となった。このアクシデントに中日は田島が緊急登板したが、巨人は岡本和の中前打で無死一、二塁とチャンスを広げ、中田の左中間への適時二塁打でまず1点。さらに代わった福から丸の一ゴロの間にもう1点を返して1点差に迫ると、代打・中島が今季初安打となる左前適時打を放って同点に追いついた。

 巨人の猛反撃は止まらず、大城が犠打で中島の代走・立岡を二塁へ進めると、7回の守備から途中出場していた若林が今季初安打となる中越え適時二塁打を放ってついに勝ち越しに成功。さらに代打・ウォーカーも山本から来日初打席で初安打初打点となる左中間フェンス直撃の二塁打を放ってこの回一挙5点が入った。

 試合後、まず最初にお立ち台に上がった中島は同点打を祝福されると「ありがとうございます」と爽やかに第一声。スタンドからの歓声に「すごくうれしいです」と笑みをこぼした。「とにかくランナーを還すことだけ考えて打席に入りました」。キャプテン・坂本不在の中で迎えた開幕、球団最年長選手としての気持ちを聞かれると「最年長ですけど、気持ちは若くやりたいなと思ってます」とし、スタンドからは大きな拍手。「また、あしたいい場面で出してもらえたらまた打てるように頑張ります。ありがとうございました」と力強かった。

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