台湾戦“幻の侍28人”だった阪神・佐藤輝 真のサムライへ2年目の爆発誓う「選ばれるよう結果出したい」

[ 2022年3月24日 05:30 ]

阪神・佐藤輝
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 野球日本代表のYouTube「侍ジャパンチャンネル」が23日に公開され、コロナ下で中止となった5、6日の強化試合で台湾代表と対戦予定だった侍ジャパンのメンバー28選手を公表した。阪神からは佐藤輝明内野手(23)が選出されていたことが判明。この日は京セラドームでの全体練習に参加し、25日に控えるヤクルトとの開幕戦に向けて最終調整に入った。

 ロッテ・佐々木朗やヤクルト・村上ら球界を代表する若手が名を連ねる中で虎の大器もプロ初の侍入りを果たした。初陣予定だった栗山英樹監督は「この中から次の世代、プロ野球を背負っていく自信を持った選手が出てこないかな」と若手中心のメンバー構成となった理由を説明した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で今回の強化試合は幻となった。ただ、来年3月には第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催が見込まれる。今春の阪神キャンプを視察した際に指揮官は和製大砲の可能性に大きな期待を寄せていた。

 「これから球界のために大きくなってくれると信じています。非常に楽しみな選手であるのは間違いない」

 一方、佐藤輝は代表戦中止が決まった直後は肩を落としていた。再び侍入りするには、2年目の飛躍が不可欠。以前には代表入りについて独特の言い回しで表現。「選ばれたいですし選ばれるように結果を出したい。爆発します」。この日までに球団公認の「佐藤輝明後援会」も発足。幻のサムライから真のサムライへ――。心強いバックアップも受け、まずはシーズンで爆発だ。(阪井 日向)

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