レンジャーズ・有原、右肩手術乗り越え116日ぶりメジャー登板「普通の状態に戻った」

[ 2021年9月3日 02:30 ]

インターリーグ   レンジャーズ5-9ロッキーズ ( 2021年9月1日    アーリントン )

<レンジャーズ・ロッキーズ>メジャー復帰登板を果たした有原(AP)
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 レンジャーズ・有原が、右肩動脈瘤(りゅう)の手術からの復帰登板を果たした。5月8日のマリナーズ戦以来、116日ぶりのメジャーのマウンド。40~50球で3イニング程度の予定で臨み、4回1死まで完全投球を披露した。直球、変化球をコーナーに投げ分ける持ち味がよみがえった。

 「何も気にすることなく投げられた。手術させてもらって本当に良かった。帰ってこられてホッとしている」

 4回1死からソロ本塁打を浴びて3回1/3を1安打1失点、3奪三振で降板した。47球を投げて直球は最速92マイル(約148キロ)。手術前は「しびれているような、手のひらから指が腫れぼったい感じがあった」というが、現在は「良かった時と同じ感覚。全く気にならない普通の状態に戻った」と指先の繊細な感覚を取り戻した。

 降板時にはクリス・ウッドワード監督や同僚から「よく帰ってきた」と声を掛けられ、笑みを浮かべた。地元ファンからも拍手でねぎらわれ「ありがたいなと思いました」。次回は中6日で登板予定。残り少ないシーズンを完全復活への足がかりにする。

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2021年9月3日のニュース