慶大が首位守る 継投で流れ渡さず 法大に先勝

[ 2020年10月24日 14:29 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第1日 1回戦   慶大4―1法大 ( 2020年10月24日    神宮 )

<法大・慶大>雄叫びを上げながら力投する慶大先発の木沢(撮影・河野 光希)
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 慶大が接戦をものにして法大に先勝、ポイントを6・5として首位を守った。

 ベンチに8投手を入れて守り勝つ野球。エース・木沢尚文(4年=慶応)を5回で交代させ以下5投手でリードを守りきった。この試合の8回裏、5番手で登板した関根智輝(4年=都城東)が2つの暴投で1死三塁のピンチを招いた。点差は1点のリード。ここで二遊間が後ろに下がり1点OKの守備陣形をとった。「まだ9回の攻撃が残っていたし、投手に負担をかけない守備練習はしてきましたから」と堀井哲也監督は説明する。結局、関根が打者を三振に仕留めリードを守ったまま逃げ切った。

 打線もボール球を振らない選球眼。法大の先発・鈴木昭汰(4年=常総学院)のボールになるスライダー、カットボールをしっかり見極め6イニングで135球を投げさせた。

 柱の木沢の他、リリーフ陣も左右駒がそろってる慶大。法大がミスから試合を失ったのとは対照的に、試合の流れを読みながら采配する堀井監督、大久保秀昭前監督(現ENEOS監督)の選手に対する教育が生きている試合だった。

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2020年10月24日のニュース