ヤクルト・奥川 08年由規以来、球団9人目の高卒1年目白星なるか

[ 2020年4月27日 06:40 ]

2020ルーキー記録に挑戦(1)

ヤクルト・奥川
Photo By スポニチ

 昨秋のドラフト会議では107人が指名され、プロデビューを待ちわびている。ここでは「ルーキー記録に挑戦」と題し、各球団の注目ルーキーが挑む記録を12回にわたって掲載する。第1回はヤクルトの奥川恭伸投手(19)――。

 星稜のエースとして昨夏の甲子園ではチームを準優勝へと導いた奥川。ドラフトでは巨人、阪神との競合になったが、高津監督が当たりクジを引き当てヤクルトの一員になった。キャンプイン前には右肘の炎症が明らかになり周囲をひやりとさせたが、現在はすっかり回復。将来のエースとしてじっくり育成されているが、今季中の1軍デビューもありそうだ。

 ドラフト制以降の両リーグで(66年以降)、高卒1年目に勝利を挙げたのは、昨季の吉田輝(日)と戸郷(巨)まで合計80人いる。うち、ヤクルトでは67年浅野啓司(当時サンケイ)、70年西井哲夫、83年荒木大輔、89年川崎憲次郎、96年石井弘寿、03年高井雄平(現雄平)、07年増渕竜義、08年由規(現楽天)と8人。球団別の人数としては西武、日本ハム、DeNAと並び最も多い。

 ただし、由規が勝った翌シーズン以降、昨季までの11年間は、記録が途絶えている。奥川がプロ1年目で初勝利を挙げ、このブランクにピリオドを打てるか。

続きを表示

2020年4月27日のニュース