【前田と一問一答】随所に手応え「上向いてきている」 無観客センバツには「最悪の状況は避けられた」

[ 2020年3月9日 11:10 ]

レッドソックス戦で好投した前田(撮影・柳原 直之)
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 ツインズの前田健太投手(31)が8日(日本時間9日)、米フロリダ州フォートマイヤーズで行われたレッドソックス戦に先発し、4回2安打無失点、6奪三振、無死四球と好投した。最速は93マイル(約150キロ)だった。

 
 以下、登板後の主な一問一答。

 ――強風の中での登板だった。
 「少し気にはなりましたけど、投げるボールにはあまり影響が出なくて、守っている人たちの方が大変だったかなと思います」

 ――3回はスライダーで投ゴロ併殺を取った。
 「ああいう結果になったのは良かったです。良い練習になったと思うので、アウトの取り方とかそういうのも良かったと思います」

 ――最も手応えがあった組み立てや配球は。
 「これっていうのは特にないんですけど。全体的には良かったと思います。しっかりと三振も取れていたし、今までの登板は狙ってなかなか決まらないところもたくさんあったんですけど、今回は早めに決められたので。球数をかけずに早めの勝負でバッターを打ち取れることができたのが良かったと思います」

 ――最速93マイル(約150キロ)をマークした。球速も徐々に上がってきた。
 「前回までは少しコントロールを気にしながら探り探り投げていたんですけど、大分、慣れてきてしっかりと強く投げられるようになっているので、状態的に上向いてきているかなと思います」

 ――右打者にスライダー、左打者にチェンジアップが基本の組み立てになるか。
 「それも良いんですけど、今はそういうイメージが強いと思うので。狙われたりすると思うんで極力、他のボールで打ち取れるようにしたいなと思います」

 ――右打者へのチェンジアップについて。
 「全然、投げますよ。普通にベース上で三振を取りにいく時に。カウントによっても使う時もありますし。あとはバッターによってですね、本当に。苦手だったら使うし、得意だったら無理に使う必要はないので。右打者にはこうっていうより、バッターによって苦手なボールを選択していくって感じですかね」

 ――今後のオープン戦、そして開幕に向けて。
 「しっかりと自分の状態をシーズンで投げられるように近づけていくことと、イニングと球数をしっかりこなしていくことが大事かなと思います」

 ――日本では新型コロナウイルスの感染拡大により、センバツ大会が無観客開催を目指すことになっている。
 「(大会が)なくなることがたぶん一番、最悪なケースだと思うので。無観客試合というのがいろいろな方々が考えた最善の大会を行う方法だと思う。体が元気なのが一番なので。ただ大会が行えるっていうことは球児にとっては最悪の状況は避けられたのかなと思いますし。甲子園にお客さんがたくさん入って、その中でプレーするのが球児の一番の醍醐味だと思いますけど。ただ、たぶんテレビで放送されると思うので、見てくれている人たちのためにも一生懸命、頑張って欲しいなと思います」

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2020年3月9日のニュース